切手のすかしのいろいろ2

☆複数すかし

単一すかしに対して、単片切手上に幾つものすかし図案が見えるような配置のものを複数すかしと呼びます。
英領各地の、1904年以後の切手には、王冠とCAという文字から成る複数すかしがよく見られます。

☆全面すかし、またはシートすかし

単片切手上のすかし図案のことは気にしないで、シート全体に対して、まとまった、大きな図案を入れたすかしです。
このようなすかし入り用紙では、単片切手を見ると、すかしのごく一部分しか見えなかったり、シートの中の位置によっては、すかしが全く見えない場合があったりします。
ルーマニアの、1900年発行の普通切手に使われたすかしなどはこの例として有名です。

切手のすかしのいろいろ

日本切手のすかしは、すべて直線や曲線から成る簡単なものですが、外国切手のすかしには、図案の上から見ても変化に豊んだ多くの種類があります。
特に外国切手の場合には、その国の紋章や、文字や数字などを入れた例が、多くあります。

図案の入れ方の上から分類してみると、次のようなものが多く見られます。

☆単一すかし

単片切手の上に、すかし図案がちょうど1つずつ入るように配置されたものです。
英国のペニー・ブラック(世界最初の切手)のすかしは、切手1枚ごとに、小さな王冠の図案が見えるよう配置されていました。
これは単一すかしの例です。

切手のすかし調べ・・・ベンジンを使うときの注意2

☆容器と保存場所

すかしを見るのに必要なベンジンの量は、1度に数滴という程度ですから衣服のシミ抜き用などのベンジン容器では、液が出過ぎになります。
そこで化学や生物の実験用に使う点滴びんを使うのがよいでしょう。

これは、薬品を1滴ずつ使うための小さなガラスびんです。
外国の切手商は、これを収集家用に売っている場合もあります。

ベンジンの容器は、ふだんは暗くて涼しい場所に置いて下さい。
また、何かのひょうしに、ひっくり返したり、落したりする危険のない場所を選んで下さい。

☆切手をいためないように

大多数の切手に対しては、ベンジンは無害です。
水とは違って、未使用切手に使っても、裏糊を流すようなことも起こりません。
しかし、一部の切手に関しては、ベンジンによって印面のインクがとけてしまうことがあります。

これは特にグラビア印刷に例が多く、最近はグラビアの切手がふえているので、警戒が必要です。

しばらくはコレ→切手のすかし調べ・・・ベンジンを使うときの注意

ベンジンは、ある程度危険な薬品なので、使うときには次のよっな点に十分注意して下さい。

☆火気のある所では使わない

ベンジンは揮発性が強く、しかも引火性もあるので、決して火の気のある場所では使わないで下さい。
タバコやライター、マッチなどの火はもちろんのこと、ストーブのある場所なども避けねばなりません。

もし、うっかりこうしたもののそばで使うと、アッという間に火事になったり、ひどいときは爆発事故まで起こして、取り返しのつかないことになります。

揮発性が高いということは、蒸発しやすいということなので、びんの栓は使ったあと、すぐにキチンと閉めるよう、注意して下さい。

地謡 その2

地謡は、地謡座で前後二列になり、舞台を向いて座ります。

ちなみに、翁のときだけは囃子方の後方に座ることになっている決まりです。

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各々扇を持っており、謡う際にはそれを構え、休みの際には下ろします。

地謡は、地頭(じがしら)と呼ばれる存在がコンサートマスターのような役割を持っています。

地頭は以前、一番左前に座しているのが決まりでしたが、全体を統率するために後列中央に位置するようになりました。

また、地謡は意図的に個々の者が声の高さを変えてうたう『ヘテロフォニー』という方法を使っています。

地謡

今回は、地謡(じうたい)について。

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能において謡をうたうのは、シテ、ワキ、ツレなど劇中の登場人物と、地謡の人々です。

地謡は、2名~10名程のバックコーラスの人々のことです。

劇中の登場人物の謡はそのまま登場人物のセリフとなりますが、地謡は登場人物の心理描写や情景描写を担当しています。

また、場合によってはシテの感情を代弁してうたうことや、シテやワキと地謡が掛け合いをするケースもあります。

舞事と働事

能では一曲のクライマックスでの表現として、謡が中心となった「クセ」などでの舞や、囃子のみで舞われる「舞事」が演じられます。

今回はその舞事と、働事について。これらは、それぞれ太鼓の入った「太鼓物」や、太鼓の無い「大小物」などに分類されます。

●呂中干(りょちゅうかん)の舞
定型の譜(呂中干の譜)を繰り返しながら、途中で段落や変化をつけた曲。いろいろな役柄が舞います。中テンポの「中之舞」や、ゆっくりとした「序之舞」、急テンポの「急之舞」などがあります。

●楽(がく)
中国を舞台とした曲で、神仙役の者が舞います。楽人役のシテが舞うこともあります。

●神楽(かぐら)
脇能(シテが神仏の役を演じる曲)で舞われます。神がかりした女性役の舞です。太鼓物。

舞ほど長くないですが、舞台を一巡する所作でシテの品位や勢威、内面心理を表現する囃子事もあり、それは「働事」と呼ばれています。

●舞働(まいはたらき)
竜神などが勢威を示すための曲です。太鼓物。

●翔(かけり)
武人(修羅)や狂女が演じる曲です。大小物。

能の舞

前回紹介したような、いろいろな型の連続によって表現される能の所作のまとまりを「舞」と呼びます。

「能の舞はきわめて静的である」という印象が一般的なのですが、「序破急」と呼ばれる緩急があり、ゆっくりと動き出して、徐々にテンポを早くし、ぴたっと止まるように演じられます。

まれに激しい曲ではアクロバティックな演技(飛び返りや仏倒れなど)もあるんです!

しかし、止まっている場合でもじっと休んでいるわけでなく、いろいろな力がつりあったために静止しているだけに過ぎないので、身体に極度の緊張を強いることになります。

それが、内面から湧き上がる迫力や気合を表出させるんですね!


主な型の種類

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今日は主な型の種類について。。


シカケ(サシコミ)
すっと立ち、扇を持った右手をやや高く正面にだす。

ヒラキ 
左足、右足、左足と三足(さんぞく)後退しながら、両腕を横に広げる。
  シカケとヒラキを連続させる型をシカケヒラキ(サシコミヒラキ)と呼ぶそうです。

左右(さゆう)
左手を掲げて左に一足、または数足出た後、右手を掲げて右に一足、または数足出る型。

サシ
右手の扇を横から上げて正面高くに掲げる型。

シオリ 
目の前に手を差し出す。これは泣くことを示すんだそうです。

拍子(ひょうし)
どちらかの足を上げて、舞台を踏む。

留メ拍子(とめびょうし) 
一曲の終わりにはっきりと、2回踏む。シテが踏むこともワキが踏むこともあるそうです。

これだけでもいろいろな種類の型があることがわかりますよね!


決まった体の動きでいろいろな表情を生むことが出来るなんて、すごいです。。

型の基本

型の基本は摺り足ですが、足裏を舞台面につけて踵をあげることなくすべるように歩む独特の運歩法で、これを円滑にやる為には膝を曲げ腰を入れて重心を落とした体勢をとる必要があります。

すなわちこれが「構え」です。
また能は、歌舞伎やそこから発生した日本舞踏が横長の舞台において正面の客に向かって舞踏を見せることを前提とするのに対して、正方形の舞台の上で三方からの観客を意識しながら、円を描くようにして動く点にも特徴があるのです。三方から見えるからこそ、色々と意識しながら動かないといけないですね。

能舞台は音がよく反響するように作られていて、演者が足で舞台を踏む(足拍子)事も重要な表現要素なんです。音も大事です。