群青色の漆喰上塗
長八の作品は、群青色の漆喰上塗を施し、その上に鶴の姿を漆喰で盛り上げて彩色したものです。
そしてその構図は、客室下座側(床ノ間と反対側)の小壁から群鶴が湧き出すように舞い上り、室両側の小壁を伝って正面小壁に向って無数の鶴が羽ばたくさまを描いています。
この間、鶴に一つとして同じ姿態はない。
長八がこの製作に要した工期は伝えられていないが、一面の小壁に関し、壁漆喰が生乾きのうちに鶴の漆喰を盛らなければならないであろうから、彩色は別として、少なくとも一面の壁は一日で仕上げなければなりません。